新型コロナウイルス「オミクロン株」への警戒が続くなか、週末の観光地では“今のうち”にと、訪れた多くの人でにぎわいを見せました。

■Xmasイベント開催「気分転換」

 横浜で開催されているクリスマスマーケット。多くの人が来場し、クリスマスの雰囲気を楽しんでいます。

 12日、多くの人が詰め掛けたのは、横浜赤レンガ倉庫の冬の風物詩「クリスマスマーケットイン横浜赤レンガ倉庫」です。

 来場者:「外で食べるのなかなかないので、気持ち良くて、気分転換にもなるから。家で引きこもってるよりかは、すごく良いかなと思います」

■“今のうち忘年会”予約殺到

 12日、東京都で確認された新型コロナの新たな感染者は13人。31日連続で30人を下回るなど、今のところ感染状況は落ち着きを見せています。

 そんな状況もあってか、これまで苦しい立場に立たされていた飲食店にも、客足が戻り始めていました。

 12日は日曜日ということもあり、取材に訪れた午後7時過ぎには、満席状態。飲食を楽しむ人は、店の外にもあふれていました。

 「バーデンバーデン」代表取締役・曽根崎武吉さん:「週末の予約に関しては、週中でネット予約を止めないと、いけない状況まで予約を頂いてまして、ありがたい限りです」

 先月から、客足は戻り始めましたが、そこには理由があるようです。

 「バーデンバーデン」代表取締役・曽根崎武吉さん:「『次の宣言が出る前に飲んでおこう』というお客さまもいる」

 世界で急速に広がる新型コロナの新たな変異ウイルス・オミクロン株。状況が落ち着いている“今のうち”に楽しい時間を過ごしたいという“今のうち需要”が増えているようです。

 客:「毎日、感染者数が低めなので、外出は今のタイミングじゃないかなと」「コロナ落ち着いてきたので、そろそろ1回会いたいなって」

 こうした動きは、年末のイベントでも見られます。

 客:「職場でも、人数を抑えて少人数でやろうっていうのはあるんで。できるだけ“こぢんまり”やろうと思っています」

 “今のうち忘年会”です。こちらの飲食店でも、5人ほどの小規模な忘年会予約が増えているということです。

 感染状況の落ち着きは、イベントの復活にもつながっています。

■食用油リサイクルで“自家発電”

 東京・目黒川沿いでは、去年中止となったイルミネーションに2年ぶりに明かりが灯りました。

 ピンク色の奇麗な光。実は、これは一般家庭や飲食店で廃棄される食用油を再利用した、100%自家発電という、エコなイルミネーションなのです。

 見物客:「桜が咲いたようで、すごく素敵です」

 目黒川みんなのイルミネーション実行委員会・満留彩さん:「今年は、開催することができて。地域の皆様にコロナ禍で暗いニュースばかりですけど、沈んだ気持ちが少しでも明るくなって頂けたらなと」

(「グッド!モーニング」2021年12月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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