16日の午後11時半すぎ、深夜に発生した最大震度6強の地震。暗くなってからの地震への備えについて、愛知県内で活動する「防災ママ」に聞きました。ポイントは「光」と「散乱防止」です。

 教えてくれるのは、愛知県を拠点に防災の啓発活動を行う団体「防災ママかきつばた」のメンバー、大根田知里さんです。

 子育てをしながら、親目線で考える防災や減災の情報発信を行っています。

 大根田家の夜の地震の備え、まずは「蓄光テープで『光』を確保」。

 「蓄光テープ」は、日中の部屋の照明や太陽の光を吸収し暗くなると、自ら発光します

 部屋のドアノブや階段など、移動ルートに貼ることで、暗闇でも迅速な避難をすることができると言います。

地震の備え、その1「蓄光テープで『光』を確保」

 ベビーゲートのロックや、段差の直前などにも貼っていました。

 また、懐中電灯など、防災グッズにも貼っておけば、暗闇でもすぐに手に取ることができます。

 スリッパには、三角形で履く向きが分かるようにした蓄光ビーズを縫い付けていました。

 さらに、工夫は脱衣所にも。

 「ライトに蓄光テープを貼って、マスキングテープでとめています。お風呂に入っているときに急に停電になった場合を想定しています」(大根田知里さん)

 こうしたテープなどは、100円ショップで揃えることができます。

地震の備え、その2「モノの散乱を防ぐ」

 夜の地震の備え、その2は『モノの散乱を防ぐ』。

 大きな地震が起きると、棚などからモノが飛び出し、床に散乱するケースも。

 いざ、避難しようとしても、暗闇でモノが散乱した室内を移動するのはケガをする危険性があります。

 「なるべくスタッキングで重ねられるものを選んで、下には滑り止めを敷いています」(大根田知里さん)

 食器の種類を統一すれば、積み重ねても比較的安定するそうです。

 また、見開きタイプの棚や冷蔵庫の扉には中身が飛び出さないようストッパーを設置。

 他にも、時計を数字部分がシールのものにしたり、紙の額縁を使ったりするなど、いたるところに地震による落下の衝撃を和らげる工夫が見られました。

 「何が危なくてどうすれば安全を確保できるのか、イメージしてもらうのが良いとお思います」(大根田知里さん)

 (3月18日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)

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