熊本県内で死者・行方不明者合わせて25人を出した九州北部豪雨から12日で10年です。阿蘇市では追悼式が行われ、犠牲者に黙とうが捧げられました。

2012年7月12日の九州北部豪雨で熊本県内では死者・行方不明者合わせて25人が犠牲となりました。

【黙とう】

22人が犠牲となった阿蘇市では追悼式が行われ、遺族などおよそ70人が参列しました。

佐藤 義興阿蘇市長が「自助・共助を中心とした一人一人の防災意識の高揚など
将来にわたり安全で安心して暮らすことのできる地域の実現に取り組んでいく」と挨拶。

そして、遺族を代表し、父親を亡くした白石 勲さんが当時を振り返りながら今の気持ちを話しました。

【白石 勲さん】
「父があの時、避難していれば命を落とさずに済んだことと思います。それが今でも悔やまれてなりません」

両親を亡くした山部 経浩さん。

追悼式が終わると、阿蘇市一の宮町手野の実家があった場所に向かい、花を供え、手を合わせました。

【山部 経浩さん】
「その時間に電話していれば逃げられる状態だったかは分かりませんが、逃げてくれたのかなという気がします。あの時(電話)しとけばよかったなって…。災害の放送を見るとダメなんです」

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