イギリスのジョンソン首相が辞任する意向であるとイギリスメディアが一斉に伝えました。政権で相次ぐ不祥事を受け、閣僚からも批判が高まっていました。

 イギリス、ジョンソン首相:「首相の仕事というのは困難な状況でも続けることだ」

 BBC(英国放送協会)放送によると、7日までの3日間で閣僚や政府幹部53人が次々に辞任。

 「信頼を失った」としてジョンソン政権への批判を明確に示したのです。

 ジョンソン首相といえば4月、ウクライナ・キーウに電撃訪問。

 ロシアのウクライナ侵攻に対し毅然とした対応を示したことで国内からの支持も得ました。

 しかし現在、その足元は揺らいでます。きっかけは与党保守党幹部の痴漢行為でした。

 野党労働党、スターマー党首:「首相は告発された人物の過去の裏切り行為を知りながら、権力の座に就かせた。なぜなのか?」

 イギリス、ジョンソン首相:「彼はすでに保守党と関係がない。院内副幹事長を辞任している」

 痴漢を行った幹部が、過去にも同様の問題を起こしていたことをジョンソン首相は知らなかったふりをして任命責任を回避しようとしていたのです。

 それ以前にもロックダウン中に首相官邸でパーティーを開いていたいわゆる「パーティー・ゲート」問題として、国民から厳しい批判を浴びていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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