8月3日は「ハチミツの日」です。実は今、ミツバチを飼う人が増えています。しかし、連日の記録的猛暑で、ミツバチに異変も見られています。ハチミツの収穫量が大幅に減少しているのです。
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連日の猛暑日で食べたくなるのが、かき氷です。東京・世田谷区のハチミツ専門店「山とハチミツ」が、期間限定で提供しているのは、アイスやゼリーを3層にちりばめ、いちごシロップと練乳をかけまわし、仕上げにハチミツを大量にかけた珍しいかき氷「Honeyベリーミルク(1000円)」です。
8月3日は、その語呂から「ハチミツの日」です。この店では、国産を中心にさまざまな種類のハチミツを取りそろえています。
山とハチミツ 田中央枝店主
「フルーツだけじゃなくて、野菜にもハチミツを使っていただけたら、 ますますいいんじゃないかな。疲労回復にもおすすめです」
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実は、ミツバチを飼育する養蜂家の数はここ数年で右肩上がりに増加しています。農水省・畜産振興課によると、2020年には1万戸を超えました。
新たに養蜂に乗り出したのは、東京・江東区にオフィスを構える企業「ムトウユニパック」の女性社員たちです。
養蜂を始めたムトウユニパック 古川祐子さん
「ミツバチは生態系の中で重要な役割をしていると知って」
巣の中には、すでにハチミツができていました。
「甘い!」
社員のミツバチへの愛着は日々高まるばかりです。将来的には、ハチミツの商品化を目指しているということです。
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こうした中、この記録的猛暑でミツバチに異変も起きています。東京・八王子市の養蜂所「健康自然工房 みつばちファーム」を訪ねました。
1つの巣箱には、約2万匹のミツバチがいますが、今年は…
健康自然工房みつばちファーム 犬飼博社長
「(ハチミツの)収穫がすごく少なかったということでね。 例年と比べて」
この養蜂所では、例年5トンほど採れるというハチミツが、今年は3トンほどと大幅に減っているといいます。
健康自然工房みつばちファーム 犬飼博社長
「花はあるんだけど、蜜の分泌がないという年もあるんですよ」
玉川大学ミツバチ科学研究センターは「連日の猛暑など異常気象により、花が咲かなくなることで、ミツバチがエサ不足に陥り、採れるハチミツの量に影響する」と指摘しています。また、巣の中の温度が上昇すると、ミツバチが弱ってしまう可能性があるとしています。
「健康自然工房 みつばちファーム」では巣箱の隙間を大きくし、風通しをよくするなど対策しているということです。
(2022年8月3日放送「news every.」より)
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