高知県で27日、新たに新型コロナウイルスへの感染が判明したのは未就学児から90代までの男女848人です。このうち6人が中等症で、内訳は10歳未満が1人、50代が1人、70代が1人、80代が3人となっています。そのほかは軽症です。全体の4割を超える363人の感染経路が不明です。
年代別では10代が140人と最も多く、次いで40代が133人、30代が124人などとなっています。市町村別では高知市が451人、南国市が65人、香南市が45人、香美市が43人など30の市町村で感染が確認されています。
新たなクラスターは9件です。
中央東管内の病院で10人、宿毛市の幡多けんみん病院で9人、高知市・安芸・中央西・中央東管内の5つの高齢者施設でそれぞれ5人から7人。幡多管内の会社で5人、同じく幡多管内の高校で6人の感染が判明しました。
県の対応の新しい判断指標となった病床使用率は37.6%で警戒レベルですが、特別警戒の40%にせまっています。直近7日間の70歳以上の新規感染者数は483人で、こちらも特別警戒レベルの490人近くにのぼっています。
県健康政策部 川内敦文医監
「県民の生命・生活と命が感染の拡大によっていとも簡単に崩壊しかねない。し始めているといってもいいと思う。こういう状況であるという事を県民の皆さまによくご理解いただいた上で感染対策にさらに取り組んでいただきたい」
感染者の累計は4万462人となりました。医療機関には120人が入院していて、重症は1人増えて5人、中等症は10人増えて19人です。四国の感染者数は愛媛が1508人、香川が過去最多の1354人、徳島が過去最多の931人となっています。
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