選挙結果を受けて安倍総理大臣は今後、どのような政権運営を行うのでしょうか。総理官邸から報告です。 (政治部・吉野真太郎記者報告) 安倍総理は改選過半数を大きく上回ったことを勝利と位置付けていて、安定した政権基盤を背景に憲法改正の議論をスピードアップさせたい考えです。 菅官房長官:「憲法審査会において与党、野党問わず、各党のそれぞれの考え方を示したうえで、建設的な議論を行い、国民的議論につなげていくことが大事だと思う」 安倍総理は自らの総裁任期の再来年9月までに国民投票の実施を目指しています。3分の2の改憲勢力は割り込んだものの、安倍総理は周辺に「国民民主党の一部には改憲に前向きな人もいる」と話しています。10月上旬にも秋の臨時国会を召集し、野党側の改憲派議員を巻き込んで議論を進めたい考えです。また、それに先立って9月前半に内閣改造と自民党の役員人事を行う方向です。岸田政調会長ら「ポスト安倍」の処遇がポイントとなります。安倍総理は今回、ダブル選挙を見送ったことで衆議院の「解散カード」を維持し、その求心力を維持しながら政権運営を主導する構えです。
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