東京・葛飾区が保育園への補助金を誤って多く支払っていた問題で、誤支給分全額を返還させるとしていた当初の方針を一転させたことに対し、区長が「混乱させた」と謝罪しました。

 葛飾区は23日、私立の認可保育園に誤って支払った区独自の補助金が4年間で総額およそ5億1181万円に上ると正式に明らかにしました。

 区の担当課長は9日、誤支給分は「園に全額返還を求める」としていましたが、青木克徳区長は翌週「人件費として使われた補助金については、返還を求めない」と方針を一転させました。

 青木克徳区長:「(担当課長は)一般論として、そういう(全額返還の)考え方があるので、そのことについて申し上げた。ただ、混乱したことは申し訳ないと思っています」

 23日に開かれた委員会では、議会への報告なく方針を変えたことについて、議員から「議会軽視も甚だしい」などと批判の声が相次ぎました。

 また、誤支給分は「全額返還を求めるべきだ」などの声も出ました。

 区は今後、保育園に協力を依頼し、返還額などを精査していくとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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