別の乳児も殺害・遺棄か 母親を再逮捕 小山市

去年(2022年)6月、小山市内の自宅で出産した赤ちゃんの首を絞めて殺害し近所の空き地に遺棄したとして、警察は10日に殺人と死体遺棄の疑いで36歳の女を再逮捕しました。

 殺人と死体遺棄の疑いで再逮捕されたのは、住所不定で無職の36歳の女です。容疑者は去年(2022年)6月2日から翌日の朝までの間に、小山市城東2丁目の当時住んでいたアパートで赤ちゃんを出産してまもなく首を絞めて殺害、その後、近所の空き地に遺体をポリ袋に入れて遺棄した疑いが持たれています。

 容疑者は、今年(2023年)7月にも出産したばかりの男の赤ちゃんを殺害し、遺体を同じ空き地に同様の手口で遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪で逮捕・起訴されています。

 警察によりますと、遺棄された赤ちゃんの遺体は現在も見つかっておらず、性別なども不明だということですが、容疑者の供述や妊娠後期に通院していた記録が残っていることなどから、赤ちゃんを出産した信ぴょう性が高いとみて再逮捕に至ったといいます。調べに対し容疑者は「赤ちゃんを出産して捨てたのは間違いない」と容疑を認めているということです。

 また、容疑者はいずれの赤ちゃんも同じ交際相手の男性との間にできた子どもだと話しているほか、動機については「経済力が乏しく交際相手が子どもを望んでいないと思い、1人では育てられないと考えた」と話しているということです。警察は遺棄された遺体の行方などを捜査しています。

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