ミャンマーで拘束され、その後、日本に帰国したフリージャーナリストの北角裕樹さんが会見に臨み、自身の拘束について「外国人記者でも容赦しないと脅す狙いがあったと思う」などと述べました。

 「私は解放されましたが、それで全く問題が解決したわけではありません」(北角裕樹さん)

 会見は21日、オンライン形式で行われ、国内外のジャーナリストが参加しました。北角さんは虚偽のニュースを広めたなどとして、ミャンマーでおよそ1か月にわたり拘束されていましたが、14日に解放され、帰国しました。

 「軍側の狙いとしては、記者を逮捕することで、外国人記者であっても容赦しないという脅しを伝える目的があったんだと思います」(北角裕樹さん)

 北角さんは取り調べの際、「外国人がこの国で好き勝手なことができると思うな」などと脅しを受けたといい、報道に警戒を強める軍が、自分を拘束することでほかの外国メディアを含め萎縮させる意図があったのではという認識を示しました。

 北角さんは刑務所に収容されている間、ペンの使用を禁止されていたことから、鳥の羽根にコーヒーやブドウの皮の汁を染みこませて出来事を書き留めていたということで、今後もミャンマーの実態を報じていく意向を明らかにしました。(21日15:04)

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