ヨーロッパを中心に感染が拡大しているサル痘について、WHO(世界保健機関)は23日、緊急事態を宣言した。

WHOのテドロス事務局長は、2022年に入り「サル痘」と診断された人が、世界75の国と地域でおよそ1万6,000人に上り、5人が死亡したと明らかにした。

そのうえでWHOの緊急委員会では、全会一致の結論には至らなかったものの、テドロス事務局長は、ヨーロッパを中心に感染が急速に広がっている事態を重くみて、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたると判断したと説明した。

WHOによる緊急事態宣言は、2020年1月に新型コロナウイルス感染症に出されて以来となる。

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