この暑さで東京電力管内では、この3日間で最も厳しい電力需給となりました。そして、政府はあすも電力需給ひっ迫注意報を継続します。この状態はいつまで続くのでしょうか?

記者
「こちらのコンビニでは、ドリンクの棚やスイーツの棚が暗くなっています」

大手コンビニのローソン。昼間は飲み物や冷凍食品の棚の照明を消しました。

電力需給ひっ迫の注意報や警報が出た日は、4600店舗でこうした措置をとることを決めました。

トイレの便座の保温機能もオフにします。

ローソン 榎本 章さん
「電力供給ひっ迫を受けて少しずつでも、省エネの協力ができないかと」

六本木ヒルズでも…

記者
「オフィスの共用通路では、このように間接照明が消されています」

普段はこの明るさですが、一部の照明を24時間消しています。

森ビルではおよそ30の施設で、屋内照明や看板のライトアップなどを最大70%消すとしています。

さらに…

六本木エネルギーサービス 三上泰幸技術部長
「こちらが常用のガスエンジン発電機です」

六本木ヒルズは、普段は4台の発電機で自家発電していますが、節電要請をうけ、5台体制で発電し余った電力を市場に供給しています。

資源エネルギー庁電力基盤整備課 小川 要課長
「足下の状況は予備率確保できている。改めて感謝申し上げます」

こうした中、政府はきょうの供給力は確保できていると発表。ただ、あすも東京電力管内に出されている「電力需給ひっ迫注意報」を継続することを決めました。

この電力不足、いつまで続くのでしょうか?

経産省関係者
「7月に入るとだんだん良くなるだろう」

経産省関係者は、7月の中旬頃からはこの状況が良くなるだろうとしています。その理由は発電所の復旧です。

6月に集中していた火力発電所の補修が次々と終わり、7月半ばにかけて稼働する予定です。その数15。

出力を合わせるとおよそ600万キロワット以上で、今の供給力から10%以上増える計算です。

一方、さきほど発表された8月の電気料金。大手10社中4社で値上がりしました。東京電力は標準家庭で247円値上がりし、9000円を突破。

12か月連続の値上げで、去年の8月より2158円上がります。

ウクライナ情勢の影響で燃料価格の高騰は続いていて、今後も値上がりが続くと見られます

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