安倍元総理が銃撃された事件で、容疑者の男の母親が宗教団体に1億円近くを献金していたとみられることが分かりました。

 (小澄珠里記者報告)
 宗教団体への多額の献金は30年ほど前からとみられ、容疑者は長年にわたり恨みを抱き続けていたことになります。

 山上徹也容疑者は「20~30年前に母親が宗教団体に入会し、多額のお金を振り込んで破産した。そのころから恨んでいる」と供述しています。

 母親が入信していたのは旧統一教会=世界平和統一家庭連合で、母親が親族の生命保険金や土地など合わせて1億円近くを宗教団体に献金していたとみられることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

 警察は、14日も早朝の午前5時前から、銃撃現場を検証し、遺留品や銃撃の痕跡がないかなどを調べました。

 13日からの検証で弾丸の可能性のある金属片が複数見つかっていて、警察が鑑定を進めています。
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