おととし、福岡市の商業施設で、当時15歳の少年が女性を殺害したとされる事件の裁判員裁判で、15日被害者の母親が出廷し「極刑を望む」と述べました。

起訴状などによりますと、当時15歳の少年は、おととし8月福岡市の商業施設で、面識のない当時21歳の女性を繰り返し刺して殺害した罪などに問われています。

「根本的な治療がなければ再犯の恐れがある」として、更生を目的とした少年院への送致を求める弁護側に対し、検察側は、少年刑務所での刑事罰が相当としています。

15日午前、被害者の母親が検察側の証人として出廷しました。

母親は、今回の裁判について、犯人の経歴や生い立ちばかりに触れているとし「娘や遺族のことをもっと深く考えていただきたい」と話しました。

また、被告の処遇について検察側から問われると「厳罰、極刑を望みます。こういう人を世間に出してはいけないと思います。一生刑務所に入っていてもらいたいです」と涙ながらに語りました。

裁判は15日午後、検察側による論告求刑が行われる予定です。

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