25日朝、安倍昭恵さんを乗せた車に、後ろを走っていた警視庁の警護車両が追突する事故があった。
警護をめぐっては安倍元首相銃撃事件で、警察庁長官が謝罪したばかりだった。
午前8時半過ぎ、安倍元首相の妻・昭恵さんを乗せた車に、後ろを走っていたもう1台の警護車両が追突する事故が起きた。
現場は、首都高速・都心環状線の三宅坂ジャンクション付近。
事故は、車線の合流地点で起きた。
後ろを走っていた警護車両を運転していた、警視庁警護課の男性巡査部長の前方不注意が原因とみられている。
警視庁警護課は、銃撃事件の当時、安倍元首相の警護を担当していたSPの所属部署。
警察庁の中村長官は、当時会見で、対応について謝罪している。
警察庁・中村長官「警察として要人警護の責任を果たせなかったものと極めて重く受け止めております。警察庁長官として、ざんきに堪えません」
こうした中で起きた、昭恵夫人の乗った車に、警護車両が追突した事故。
迎賓館で行われた、SPによる警護車両の訓練の様子。
車列訓練では、高速で走行しながらカーブを曲がる様子など、高い運転技術を披露していた。
警護車両をめぐっては、2013年に首都高で、当時の安倍元首相が乗った車など、あわせて5台がからむ追突事故が起きている。
この時は、警察官2人が軽いけがをし、安倍元首相にけがはなかった。
今回の事故で、昭恵夫人にけがはなかった。
また事故では、警護車両の2台以外に巻き込まれた車はなく、けが人はいなかった。
警視庁は、「今後、教養訓練を徹底して同種事故の再発防止を徹底して参ります」とコメントしている。
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