世界で感染が広がっているサル痘について、ヒトへの感染によってウイルスの変異が加速している可能性が指摘されました。

 医学誌「ネイチャー・メディシン」に24日に掲載された論文によりますと、15例のサル痘ウイルスのDNAを解析したところ、2018年から2019年に確認されたウイルスと比較して、およそ50カ所の変異が見つかりました。

 サル痘を含む近縁のウイルスの推定される変異ペースの6倍から12倍だということです。

 また、変異はヒトの体内で引き起こされている可能性があると指摘しました。

 確認されたウイルスはナイジェリア由来で、同じ感染経路で欧米に持ち込まれたとみられています。

 この論文は「重大な内容」だとして査読前の段階で公表されました。

 サル痘は、これまでに3500件以上の感染が報告されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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