自民党の河井克行前法務大臣と妻の河井案里参院議員は、広島地検が公職選挙法違反の疑いで地元事務所を家宅捜索したことを受け、15日の午後10時過ぎ、報道陣の取材に応じました。
河井参院議員は、公職選挙法違反についての明言は避け、「捜査に協力して真実を明らかにする」と述べるにとどめました。
議員辞職はせず、自民党からの離党もしない意向も示しました。
河井案里参院議員に対する取材の様子をノーカットでお届けします。

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***以下、文字起こし***

Q)今日、広島の事務所に家宅捜索が入ったことの受け止めを。
A)まず、今日皆様、寒い中こうして私事でお集まりいただき、遅い時間にも関わらずご迷惑をおかけしている。今日はどうぞよろしくお願い申し上げる。家宅捜索が私の地元の事務所に入ったという報告を受けているが、詳しいことは、まだ詳細については、私自身が、じかに聞いていない。とにかく、これから捜査を着実に進めていただけるように、全面的に協力をしていくつもりだ。

Q)今回、運動員に規定を上回る報酬を支払ったのではないかという疑いがかけられているが。
A)そのことについても、捜査機関に対して、全面的に協力をしながら、洗いざらい調べていただき、真実を明らかにしていただきたい。そのための協力を惜しまない方針だ。

Q)地元の有権者の方に一言。
A)あの・・・私を信頼していただき、一票一票投じていただいた皆様方の信頼を今こうして、なかなか・・・自分の言葉でも、また皆様の信頼にお答えをするための言葉を紡ぐことができない状態だ。捜査の妨げになるようなことをすることが今できないことを大変心苦しく思っている。本当に有権者の皆様、ご支持いただいた皆様方には心配おかけをして誠に申し訳なく思っている。申し訳ない。

Q)国会に登院していなかったが、これまで何をしていたのか。
A)私は適応障害という疾病を抱えていて、その悪化の兆候が見られたので、療養していた。

Q)自民党を離党する考え、もしくは議員辞職する考えは。
A)皆様方には本当にご心配おかけをして誠に申し訳なく思っているが、今そのような考えはない。とにかくしっかりと事実を明らかにしていくために、捜査機関に協力をしていく考え。

Q)去年の週刊誌の報道があってから調査をすると言っていたが、調査状況はどうか。
A)確かに私どもの中で私的に調査をしてきた。事務所としても調査をしてきたが、告発がなされたために、現在、その調査の状況についてはお答えすることを差し控えさせていただく。誠に申し訳ない。

Q)現状、法外な報酬を出したか否かについてはどういう認識か。
A)そのことについても、これは参議院選挙に関わることだ。刑事事件の一環の問題として、捜査機関による捜査に全てお委ねをして、調べていただき、また判断をしていただきたいと思っている。

Q)根も葉もないことか。
A)そのことについても、しっかりと捜査機関で捜査をしていただくということだ。

Q)週刊文春を訴えるつもりは。
A)もちろんいろいろ申し上げたいこと、また私自身、いろいろと調べて、中途半端な状況だが、把握している事実もあるが、しかし、捜査機関をによる厳正な捜査、そして公明正大な捜査というのが一番であると私は考えている。まずは、捜査機関に全てお委ねをするということだ。

Q)身の振り方についても何らかの刑事処分の区切りが出るまでは言わないのか。
A)はい、とにかく今は捜査に支障がないように全面的に協力をしていきたいと考えている。

Q)午前中に家宅捜索に入ったが、この時間帯に記者対応になった理由と、地元でこのような説明をするのが筋じゃないかと思うが。
A)家宅捜索の状況についても、いつ入って、またいつ終わったかということについてもなかなか把握することが難しい状況だった。少なくとも、今は刑事事件というふうになっているので、捜査に支障がないように、本当に心苦しい限りだが、なかなか皆様に申し上げられないことがある。その点はご容赦願いたい。

Q)どのような容疑で家宅捜索に入ったか聞いているか。
A)私は直接には、そのようなものをまだ拝見していない。

Q)ウグイス嬢の件なのか、買収の件なのか、報告は受けているか。
A)全く存じていない。

Q)そのような状態で議員活動は続けられると考えるか。
A)私は体調を勘案しながら、できる限りこの国家のために働いてまいりたいというふうに考えている。

Q)通常国会からは出席するのか。
A)ええ、体調を見ながらだが、そのようなつもりだ。

Q)確認だが買収はしていないという理解でいいのか。
A)ええ、そのことについても、ただ今捜査中なので、なかなかはっきりと申し上げることができないことをお許しいただきたい。

Q)この件について党本部の幹部、もしくは首相、官房長官などに報告や説明をしたか。
A)いえ、特には、直接にはご説明申し上げてはいない。

Q)適応障害ということだが、通院の状況とか、今後、これまでも含めて入院されていたかとか、健康状況については。
A)私は、適応障害にかかって今年に入って8年ほどになる。昨年ごろから回復期に入ったというふうに、医師そして臨床心理士の先生方から言っていただいている。これからも加療を続けながら、螺旋階段を登るような状態でしか、なかなかこの疾病というのは回復しないわけだが、加療を続けながら政治活動を続けてまいりたいと思っている。

Q)通院を定期的にされていると。
A)はい、そうです。

Q)通院はどの程度の頻度で。
A)これは本当にプライベートなことなのでなかなか申し上げるのも・・・荷が重いことだが、投薬治療を月に1回、そして、臨床心理士によるカウンセリングを週に3回ほど受けている。

Q)それ以外は
A)それ以外は、この疾病というのは、本来だったら3ヶ月、6ヶ月というふうに休みをとりながら、回復をさせていただくべきものだが、これまで私はそのような治療を続けてはいなかった。社会的な活動を続けながら治療を続けている。これからもそのようにしていきたいと思っている。

Q)今日こうして一方的に、30分前に連絡が来て、急遽こうして外で説明を行うという形になった。これで真摯な説明ができているというふうにお考えか。
A)本当に皆様にはこうして急なご案内、そしてまた大変寒い中、夜遅くにお集まりいただき、誠に申し訳なく思っている。しかしながら、これまで、説明をさせていただくべきところだったが、刑事告発を受けたために、それが叶わなかった、大変心苦しく思っているということでぜひご容赦いただきたい。

Q)捜査の経過についてはコメントを差し控えると言っているが、何のために出てきたのか。
A)あの・・・私は公人なので、できる限り、皆様の前に出て説明をさせていただきたいということは当初から考えていた。しかしながら、これだけ刑事事件に発展する、また告発を受ける事案だったので、なかなかそれが叶わなかったわけだ。今回、捜査が入ったということで、大変、地元の皆様方が、ご不安に感じていらっしゃるかと思ったので、今日こうしてお話する機会をいただいた次第だ。

Q)説明もないままにずっと国会も休んでいたが、その間の給与ないし、歳費を返還するお考えは。
A)大変申し上げにくいが、私は、病気療養をしていた。皆様本当に健康でいらっしゃるのが一番かと思うが、国会議員の中にももちろん病気になられる方はいるわけだ。そのような方々がいらっしゃる中で、そうした決断をするというのはちょっと難しいかなと思っている。

Q)確認だが、広島地検の任意の聴取などは受けたか。
A)いえ、まだ受けていない。

Q)今後、立件された場合、議員辞職なり進退はどうする。
A)それもまだ先が見えないことなので、まずは捜査の妨げにならないように、捜査に全面的に協力をしていくということしか今は申し上げることができない。誠に申し訳ない。

Q)現時点でその国会議員としての職務を果たされているというふうにお考えか。
A)うーん・・・できる限りのことは休養中の中でも、行ってはきたが、これからまた皆様の信頼をしっかりと取り戻すために全力を尽くしてまいりたいと考えている。

Q)今日釈明するにあたって、派閥の会長である二階幹事長や、擁立に尽力された菅官房長官などに説明はしたか。
A)まだ特段の説明はしていない。

Q)今日の会見というのは、先生ご自身で判断されて。
A)はい、そうだ。

Q)主人は、疑惑が出たときは法務大臣という一番法律を守らなきゃいけない立場だったが、ご主人を巻き込んでしまったということに関してはどういうふうにお考えか。
A)本当に私の選挙によって主人だけではなく、そんな主人を支えてくださる支持者の皆様や、また、この内閣の構成されている先生方には、大変なご迷惑をかけをしてしまったことを、痛恨の極みに感じている。

Q)国民に対して、法務大臣の奥さんという立場でこういうことに巻き込まれたことに関して説明を。
A)法務大臣の妻というよりも、私どもは夫婦だが、政治的には別人格だ。これは政治家、河井案里としてこれからも捜査に対して全面的に協力をして、そして、真実を明らかにするために全ての力を捜査機関に協力を申し上げていきたいと思っている。

Q)今回の疑惑には克之氏は関わっているのか。
A)私の知る限りでは、これは私の選挙なので、私の問題であるというふうに判断している。

Q)関係ないのであれば、ご主人だけ先に説明できたと思うが。
A)それは主人に聞いていただいた方がよろしいかと思う。

Q)国会議員を続けるというのはどのような思いで続けるのか。
A)日本を変えたいからだ。

Q)どのようにこれから取り組むお考えか。
A)それはこれからの活動の中で皆様のご信頼を取り戻していく行動によって、皆様方の信頼をまた、得られるように努力をしていきたいと思っている。

Q)政治家として日本を変えるのであれば、法律に反するのはもってのほかだと思うが、改めて、今回の件で不正はなかったのか。
A)それも私はまだ十分把握をしていない。それを明らかにするためにも、捜査機関の捜査に全面的に協力をしてまいりたいと思っている。

Q)通常国会で説明を求められれば説明するか。
A)国会の中でどのような機会?

Q)例えば参考人とかで呼ばれた場合。
A)参考人?まずは、捜査機関の捜査に全面的に協力をして、事実を洗いざらい解明していただきたいと思っている。

Q)国会で説明する考えはないと。
A)捜査機関の厳正な捜査が最も客観的であると私は考えている。

Q)2人揃って同じ場所で会見をするべきだったのではないか。
A)政治家として別人格でだし、私はこの問題は、私に責任があると感じているので、こうして別々の機会を設けさせていただいた。

A)皆様どうも本当に、このような寒い中で申し訳ない。

Q)日本を変えたいといっているが、2ヶ月半たっても説明をできてない時点で責任果たしてないと思うが。

A)ありがとうございました。

***文字起こし、終わり***

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