那須塩原市の2つの養豚場で、県内で初めてとなる豚熱の発生が確認されて一夜明けた18日、現場では自衛隊の協力を得ながらおよそ3万7千頭とこれまでで国内最大規模となる殺処分の作業が進められました。

県によりますと、殺処分は知事が会見したのと同じ17日夜7時から開始されました。

県は陸上自衛隊に災害派遣を要請、他の県の職員も作業に加わり、合わせて843人が動員されました。

「キョクトウ三島スポーツパーク体育館」を拠点に正午までに全体の7.8%にあたる「2873頭」の殺処分を行ったということです。
19日以降も24時間、作業が続けられ埋却と消毒の消毒を含め5月14日までに作業を完了させたい考えです。

また、豚熱の発生を受け戸田水辺公園や東那須野公園の駐車場など市内3カ所に畜産関係の車両などを消毒するためのポイントが設置されました。

一方、県内で飼育されているブタの頭数は41万頭に上るといわれます。

県養豚協会 星会長によりますと子豚には生後50日から60日ごろまで母豚からの抗体がありますが、それが切れた後ワクチンを打つまでに間が空けばその期間に感染する可能性があるといいます。

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