接種に消極的な人も多く、これまでに接種を完了した人が、わずか2%にとどまる西アフリカ・ナイジェリア。期限切れとなったワクチン100万回分以上が廃棄処分されました。
22日、西アフリカのナイジェリア。大量のワクチンがトラックの荷台から勢いよく落ちていき、押しつぶされていました。期限切れのワクチン100万回分以上が廃棄処分されました。
BBCなどによりますと、アフリカ諸国では、最近になって先進国から在庫のワクチンの寄付が相次ぎ、中には使用期限が迫っているものもあるため、配布が間に合わない事態が急増。さらに接種に消極的な人も多く、大量に余ってしまったといいます。
ナイジェリアでは、これまでに接種を完了したのはわずか2%です。
WHO(=世界保健機関)も、アフリカなどでの種率の低さに危機感を示しています。
WHO テドロス事務局長
「(全ての国で)年末までに人口の40%にワクチンを接種する目標を達成できたのは、WHO加盟国の半数にとどまっている」
また、テドロス事務局長は、世界で1日に接種されるワクチンのうち、20%を先進国などでの追加接種が占めていると指摘しました。
(2021年12月23日放送「news every.」より)
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