ウクライナのゼレンスキー大統領は、検察の職員らがロシアに協力しているとして検事総長らを解任しました。

17日、ウクライナ中部ビンニツァで行われたのは先週ロシア軍の攻撃によって亡くなった4歳の女の子リザちゃんの葬儀です。この攻撃では子ども3人を含む24人が亡くなりました。増え続ける市民、そして子どもの犠牲。

こうした事態に対し、ロシアのクレムリン前には抗議する人が。

「プーチンは殺人者だ。352人の子どもが亡くなった。あなたがやめるには、あと何人の子どもが死ななければならないのか」

この女性は、ロシア政府系テレビ局の元職員で3月、生放送中に「戦争反対」のメッセージを掲げて当局に拘束されたマリーナ・オフシャンニコワさんです。

17日、自身のSNSで再び拘束されたことを明らかにしました。その後、釈放されたということですが、拘束の理由について「インタビューでウクライナでの戦争は犯罪だ。プーチン大統領による権力保持のための過激な試みだと答えたこと」としています。

侵攻を続けるロシア軍。イギリス国防省は、南東部マリウポリや南部ヘルソンなどの占領した地域を防衛するための態勢を強化していると分析しています。

一方、ウクライナでは。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「検事総長と保安局長官を解任することを決めた」

解任されたのはベネディクトワ検事総長とバカノフ保安局長官で、ゼレンスキー大統領は「検察と保安局の職員60人以上がロシアの占領地域にとどまり、国に反する活動をしている」と明らかにしました。

ベネディクトワ検事総長は、ロシアによる戦争犯罪の訴追のため中心的な役割を務め、バカノフ保安局長官はゼレンスキー氏の長年の友人だったとされています。

しかし、大統領は「国の安全保障の根幹に対する一連の犯罪、ロシアとのつながりは機関のトップに重大な疑問を引き起こした」と解任の理由を説明しています。

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