警視庁の全幹部が参加する「警察署長会議」が17日に開かれ、大石吉彦警視総監は最大震度6強の地震発生を受け、「我々の活動は非常事態においてこそ機能する強靭(きょうじん)なものでなくてはならない」と訓示しました。

 大石吉彦警視総監:「最大震度6強を観測する地震の発生によりまして都内においても広範囲にわたって停電が発生しましたが、我々の活動はこのような災害による首都機能の低下など突発的に発生する非常事態においてこそ機能する強靭なものでなければいけません」

 16日深夜に発生した地震では都心部でも信号が消え、警察官が交通整理の対応に追われました。

 また、大石総監は自動車部品メーカーがサイバー攻撃を受け、トヨタ自動車の工場がストップしたことに触れ、「サイバー空間の脅威は極めて深刻な情勢にある」として、日々進化する技術、手法への職員の対処能力向上と被害の未然防止を指示しました。
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