新型コロナウイルスの感染拡大により中国湖北省武漢市で今年1月23日から実施されていた「都市封鎖」(ロックダウン)が8日午前0時、正式に解除された。
 同日午前0時、北京と香港、マカオを結ぶ高速道路の武漢西料金所のゲートが全てオープンされ、解除を待っていた車両が次々と高速道路に入っていった。同省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州建始県の運転手夫婦が、封鎖解除後最初の武漢出発者となった。
 同省新型コロナウイルス感染予防抑制指揮部は中央の承認を得て先月24日、武漢市から市外・省外に通じる交通ルートの規制を4月8日午前0時に解除すると発表した。
 鉄道については、武漢市管轄区内の17の駅で、北京行きを除いて列車の運行を再開する。武漢天河国際空港も北京行き以外の国内便の運航を再開、水運は観光船を除く客船、フェリーの運航が再開される。
 同省は「感染の流入と再流行を防ぐ」ため、感染予防・抑制体制を緩めず、健康コード(スマートフォン上で表示される健康状態を示す2次元バーコード)提示による移動などを原則とし、体温測定や実名による乗車券購入、交通機関の定時通風、全面消毒を徹底するとしている。

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