参院選(7月10日投開票)の比例代表にれいわ新選組から立候補している「浅草キッド」の水道橋博士氏(59)が自民党の麻生太郎副総裁(81)と対面するもブラックジョークを浴びせられる洗礼を受けていた。

街頭演説会の終わりに麻生氏が聴衆とグータッチを交わす中、待ち構えていた博士氏は「麻生さん、お久しぶりです。水道橋博士です」と声をかけたところ、返ってきた答えはなんともシュールなものだった。

 麻生氏は「おー」と驚きの表情を見せたが、博士氏が「れいわから出ることになりました」と伝えるや「まだ生きてんの?」と一言。あっけにとられた博士氏は「頑張ります」と答えるしかなかった。

 麻生氏のにべもない対応に博士氏は「4回くらいロングインタビューしているし、麻生さんの漫画好きは僕が世に広めた。僕の奥さんの実家は料亭で、そこには必ず麻生さんがいらっしゃって、僕の義理のお父さんには『あなたのお婿さんに総理大臣にしてもらったんだよ』と言っていたくらい。それなのに『まだ生きてんの?』って…」と自身が凍り付いた場面を振り返った。

 さらに病気で長期療養の過去がある博士氏は「『まだ生きてんの?』って、良くないですよ。病気をした人に言っちゃいけないセリフ。麻生さんらしいと思うけど、ジョークのつもりでひどいことを言っている」と人間性を疑うばかりだ。

 それでも博士氏は「これからやりますよ」と気を取り直し、議員バッジを着けて、麻生氏と正面から顔を突き合わせるために当選へ向けて、闘志を燃やしていた。

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