若い世代の投票率アップが課題となる中、選挙が行われるたびにSNSで話題となるキーワードがあるんです。
早起きは三文の得。もしあなたが、投票所に誰よりも早く到着したら…空の投票箱の中身を見ることができるんです。
「投票箱に何も入ってない確認を、最初の投票に見えた方にしていただくというのが法律の規定にありますので、一番乗りの方にお願いすることが多いです」(守山区選挙管理委員会事務室 炭谷一樹係長)
選挙人の前で、空の状態の投票箱を確認することは、公職選挙法で定められた作業なのです。
「過去の選挙では、午前6時過ぎくらいに出勤した際に、既に4人の方が並ばれていました。確認することを“狙っている”というと恐縮ですが、そういった方がお見えになるのだと思いました」(炭谷一樹係長)
SNSで話題の「ゼロ票確認ガチ勢」 一番じゃなくて「悔しい」の声も
選挙のたび、話題になっているそうなんです。そのワケは…
「SNSの普及に伴いまして、若い方が選挙に関心を持っていただくようになったことがきっかけではないかなと思います」(炭谷一樹係長)
ツイッターには「ゼロ票確認ガチ勢」というハッシュタグも登場。一番乗りの投票にハマる、若者たちの熱い投稿が。
「ゼロ票確認ガチ勢の朝は早い。今回も一番乗り」
「いわゆるゼロ票確認ガチ勢になったのですが、今回から投票所が変わって少し遠くなることと、ライバル関係も不明のため、早出の予定」
「何!?先客だと?この地区にもゼロ票確認ガチ勢がいたとは!?悔しい」(ツイッターの投稿文)
こうした現象に、選挙管理委員会の担当者は、ちょっと戸惑っている様子ですが、SNSでの拡散には期待を寄せています。
「正直、不思議だなと思うところもあります。普段見れないところが見られるのが魅力なのかなと思います」(炭谷一樹係長)
投票箱の撮影は事前に確認が必要
「ゼロ票確認。みんな投票に行こう!20代の投票率上がりますように!」(Twitterの投稿文)
「ゼロ票確認」という特別な体験をした人がSNSに投稿への投稿を通じて、投票を呼び掛けるケースも増えています。
「選挙管理委員会としましては、1人でも多くの有権者に投票にお越しいただきたいので、スポットが当たることは嬉しく思っております。小さいことをきっかけに選挙に関心を持ってもらえたら」(炭谷一樹係長)
でも、ひとつだけ注意が必要です。「ゼロ票確認」の際に写真が撮れるかどうかは、事前に確認が必要です。
Q.名古屋市でも写真投稿しても大丈夫ですか?
「写真撮影は申し訳ないのですがお断りをしております。ただ投稿については、投票所外や出口でお渡ししている投票済証を撮影して投稿していただく分には問題ございません」(炭谷一樹係長)
【7月7日追記】名古屋市選挙管理委員会は、ゼロ票確認の写真撮影を希望する投票者がいた場合、他の投票者が写っていないことを条件に撮影を認めるよう対応を変更しています。
(6月21日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
powered by Auto Youtube Summarize