奈良市で安倍晋三元総理が選挙演説中に銃撃され、8日午後5時3分、亡くなりました。憲政史上最も長い総理在任期間を記録した安倍元総理のこれまでを振り返ります。

憲政史上最も長い総理在任期間を記録した、安倍晋三元総理(67)のこれまでの歩みです。

▼1987年32歳の時に森永製菓の社長令嬢だった昭恵さんと結婚。

▼1993年38歳の時に山口一区から出馬し、当選を果たします。

1993年(当時38歳)「問題は政治とお金の問題ですから。それ以外の基本政策では(自民党は)間違っていなかったわけなので、政治とお金の問題にこれから根本的にメスを入れていくこと。腐敗を厳しく防止する法律を一日も早く作ることが大切だと思う」

“政治とカネ”の問題について熱く語っていました。その後、“若手のホープ”として内閣官房副長官などを歴任。

▼2002年小泉元総理に同行し訪朝。当時、拉致被害者5人が帰国しました。

▼2005年51歳の時に、第三次小泉改造内閣で官房長官に抜擢されました。そして、戦後最年少の52歳で総理大臣に就任。

2006年(当時52歳)「私が目指すこの国の形は、活力とチャンスと優しさに満ちあふれ、自立の精神を大事にする、世界に開かれた美しい国、日本であります」

しかし、いわゆる「消えた年金問題」などで支持率が急落。2007年の参院選で大敗し、衆参の“ねじれ現象”を引き起こしたことで、政権運営が困難となり、辞任。

2007年「本日、総理の職を辞するべきと決意をいたしました」

その後、体調不良を訴え、入院しました。

2012年「日本に生まれたことを誇りに思う。この日本を取り戻すためであります」

▼2012年、58歳の時に第2次安倍内閣が発足。震災からの復興、デフレからの脱却のための経済政策「アベノミクス」を打ち出します。

2013年「BuymyAbenomics(アベノミクスは買いだ)」

その後、日経平均株価は上昇しましたが、いわゆる“モリカケ問題”や“桜を見る会”について、国会で追及を受けることもありました。

2017年「私や妻が関係したということになれば、私は総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」

そして、新型コロナウイルスの感染拡大。いわゆる“アベノマスク”を配布するなど対応に追われます。

2020年4月「来週決定する緊急経済対策に、布マスクの買い上げを盛り込むこととし、1住所あたり2枚ずつ配布することとする」

在任期間、7年8か月余りは歴代最長。ところが、安倍元総理を再び病魔が襲います。

2020年8月「志半ばで職を去ることは断腸の思いであります」

総理退任後も政界に大きな影響を与え続け、2021年11月には出身派閥に復帰し、会長に就任。“安倍派”を発足させました。

2022年6月23日「同期28名いる中で、一番の男前は岸田文雄。一番性格がいいのは安倍晋三と言われました。私たちの国を、祖国を、守っていくのは私たち自身の責任なんです」

この参院選でも応援演説をしていた最中の出来事でした。

福田総務会長「本当に腹立たしいです、本当に…」

高市政調会長「本当にご親族の皆様、どんなにお辛いかと思います。私たちもショックで、悔しくて、もう言い表せないくらいの怒りを覚えています」

茂木幹事長「数々のご功績に敬意を表し、哀悼の誠をささげます。言論が暴力によって封殺されることは、絶対にあってはなりません」

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