要人警護の知識と技能の向上を図ろうと、県警は28日、小美玉市高崎の市生涯学習センター「コスモス」で総合訓練を行い、県警の指定警衛・警護要員150人(女性13人)が大臣来県を想定して警護の陣形や暴漢への対応を確認した。
指定警衛・警護要員には、県警警備課や警察署から体力や拳銃の技能に秀でた警察官らが選ばれる。
訓練では大臣の街頭演説場面を再現。暴漢が聴衆の背後から拳銃を発砲し、大臣めがけて駆け寄ると、警護員3人がかりで男の拳銃を持つ手をつかみ、わずかな間に地面に押さえ込んだ。
圷雅巳警備課長は「群衆の中で要人の身辺を守るのは難しく、一般市民の理解と協力が必要。東京五輪では本県からも相当数が警護に向かうため、6年の間に警護員を養成するのは重要」と話した。
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