狙われたのは、ツバメの親子でした。軒下のツバメの巣への悪質ないたずらの一部始終を防犯カメラが捉えていました。

■落ちたヒナ…スマホで撮影か

 大阪府枚方市。駐車場に現れたのは、若い5人の男性らです。

 先を行く1人の手には、長い棒が握られています。そのまま建物に近付くと、棒を使って、軒下をつつき始めました。

 すると、何かが落下。それを見た瞬間、5人は一目散に逃げ去りました。

 落ちたのは、ツバメの巣です。

 この建物では、5年ほど前から毎年、軒下にツバメが巣を作りに来ていました。

 発見者:「鳥たちが帰ってきてくれると、自然を感じる。今回の件は、非常に残念」

 巣が落とされた2分後。先ほどのグループとみられる2人が戻ってきました。落ちたヒナを撮影しているのでしょうか?ライトを照らして、スマートフォンを向け、棒のような物で、つつく様子が映っています。

 翌日、見つかったのは無残にも壊された巣と、弱ったヒナの姿。6羽いたヒナのうち1羽はすでに力尽きていたといいます。

 発見者:「これをやったその子たちが、何とも思わなかったのかと。悲しくなりました」

 発見者は、何とか小さな命を助けようとヒナを保護。元々、巣があった場所の近くに手作りの巣箱を設置したところ、親鳥も戻り、ヒナの元気な鳴き声も聞こえてきました。

 一体、何のためにこのようなことをしたのでしょうか。巣を壊す行為は、いたずらでは済まされない可能性があるといいます。

 弁護士法人プロテクトスタンス・湯山亮介弁護士:「『鳥獣保護管理法』というものがあります。都道府県知事の許可なく、勝手に卵とかヒナのいる巣を壊すと、この法律が適用されるという可能性はある」

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