治験中の新型コロナウイルスの飲み薬について、塩野義製薬が有効性を示すデータを初めて明らかにしました。

 塩野義製薬は新型コロナの飲み薬について、去年9月から軽症や無症状の患者を対象に最終段階の治験を行っています。

 その前半の結果では、治療薬を投与したグループは偽薬の場合と比べて投与3日後にウイルスを検出する人の割合が6割から8割減少したということです。

 塩野義製薬は、すでに国内で飲み薬の生産に着手していて、厚生労働省の承認が得られれば3月までに100万人分の供給を目指す考えです。

 新型コロナの飲み薬では、アメリカのメルクが開発した「モルヌピラビル」が去年12月に承認されています。
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