台湾の近代化に尽くした日本人、八田與一(ヨイチ)さん金沢市に生まれ日本統治時代の台湾で農業水利事業に大きな貢献をした人物として知られている。八田與一さんは東大土木工学科を卒業、1910年24歳で台湾総督府に務め4年後、水利事業を担当、烏山頭ダム建設と1万6,000キロに及ぶ灌漑用水路の建設にあたった。烏山頭ダム建設は大工事、時間もかかり労働者が安心して働けるよう家族とともに生活、学校や商店共同浴場、娯楽施設等をつくった。ダムは当時、東洋一の規模で人情あふれる現場責任者として農民に慕われ、尊敬され地元小学校の教科書でも紹介された。

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