タクシーの新しい使い方が始まるかもしれません。目的地が近い人たち同士が簡単に相乗りできるタクシーを実現しようと、静岡市で実証実験が始まりました。
 今回、実験をするのは静岡鉄道で、交通機関の利用をよりスムーズにするサービスは、「MaaS」と呼ばれています。スマホの専用アプリを使って自分がいる場所と目的地を入力すると、AI=人工知能が最適な移動手段をいくつか提案してくれ、予約までできます。
「乗ります」(太田早織記者)
 タクシーに揺られること数分。ここからAIの本領発揮です。
「Q今、経路が変わりましたが」(太田早織記者)
「途中にお客様が現れたということです」
 目的地へ向かう途中、近い所に行きたい人から予約が入ると、AIが相乗りの組み合わせを考え、タクシーは少し寄り道をして相乗りする客を乗せます。
「お待ちどう様です」
「Q(寄り道する分)時間はかかる?」
「基本的には(ほとんど)かからない」「あって2、3分だと」(タクシー運転手)
 1台のタクシーに複数の人が相乗りすることで運賃が割安になることや、待ち時間が短くなることなどが期待されます。
「朝は病院へ行く高齢者、昼は買い物客を乗せることが多い」(タクシー運転手)
「この移動手段で行きたいといったときに、自分のスケジュールに合わせて利用していただけるところにメリットがある」
「これからどういう運賃体系にするか、どういうことが求められるのか検証しながら考えていきたい」(静岡鉄道カード事業推進課・岩本武範課長)
 静岡鉄道は2月23日まで一般の人を対象に実証実験を行い、便利に使えそうか調べます。

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