年末年始に牛乳が大量廃棄される恐れが出ています。新型コロナウイルスの影響で外食など業務用の消費が低迷している一方で、この夏は牛にとって過ごしやすい気候が続いた影響でミルクの出が良くなり生乳の生産量が上がっていました。需要と供給のバランスが崩れている中、年末年始は学校給食の休止などで1年で最も消費が少なくなる時期です。業界団体は「#1日1リットル」運動をSNS上でアピールし、牛乳の消費を訴えています。

 牛乳や乳製品の原料となる生乳が年末年始に大量廃棄される懸念が出ていることを受け、東京都の小池知事も12月17日の定例会見でグラスになみなみと注がれた牛乳を飲んで消費拡大を呼び掛けました。小池知事は会見の終わりにも再び「牛乳飲みましょう」と訴えました。

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