スマートフォンによる新型コロナウイルスワクチン接種証明アプリの運用が、20日朝に始まった。
政府は、飲食店やイベント会場などでのアプリの普及を目指している。
電子版のワクチン接種証明書は、スマートフォンとマイナンバーカードがないと発行できない。
アプリは、デジタル庁のウェブサイトや、スマートフォンの「アプリストア」から無料でダウンロードすることで、申請から発行まで完結できる。
手順は、最初にマイナンバーカードの暗証番号を入力し、カードをスマホにかざす。
次に、住んでいる自治体を選択すると、2分程度で、接種情報やQRコードなどが表示される仕組み。
国内向けと海外向けの2種類の証明書をスマホで発行することができ、接種歴を読み取れるQRコードや氏名、生年月日なども表示されるが、国内向けの証明書では、必要に応じてスマホ画面から隠すこともできる。
一方、スマートフォンやマイナンバーカードを持っていない人のために、QRコード付きの紙のワクチン接種証明書も、20日から発行されている。
全国の各自治体の窓口で受け付けていて、東京・港区の保健所には、朝から早速手続きをする人の姿が見られた。
受取に来た男性(41)「海外に、親に会いに行くので。電話したら、この方法が一番早いと聞いたので。アプリで簡単にできるのであれば、いいと思う」
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