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 東京・中目黒を舞台に、ルームシェア生活を送る2人の女性を主人公に、妊娠、そしてシングルマザーとして出産するという人生の決断を通して、友情、仕事、家族、過去への固執と現実など、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ、映画『Daughters』(ドーターズ)が18日(金)公開。

 脚本・監督を務めるのは、本作が初の長編作品となるファッションイベント演出家・映像作家の津田 肇(つだ・はじめ)。妊娠した友人をそばで見守る主人公「小春」には、女優やファッションモデルとして活躍し、『犬鳴村』のヒットが記憶に新しい三吉彩花。

 小春のルームメイトであり、悩みながらもひとりの女性から“母親”になる決断をする「彩乃」は、『燃えよ剣』、『461個のおべんとう』の公開を控える阿部純子。2人がW主演し、仕事も遊びも充実した毎日を送る27歳の親友同士を演じる。

 この度、親友を想うばかり気持ちが爆発するシーンが解禁された。妊娠を目前に控える彩乃(阿部)が父親の正体をはぐらかす一方で相手が誰なのか薄々気づいている小春(三吉)。曖昧な態度をとり続ける彩乃に対して、とうとう不満が爆発する。

 父親が誰なのか確かめようとする小春に対して、事実を突きつけられた彩乃は「確証はなくて…」と弱弱しく答える。うやむやな返事に小春は「もう生まれるんだよ!?」「今更確証がないとか何言ってんの!」と声を荒げる。続けて、出産が迫っているにもかかわらず、どこか覚悟を決めきれていないように見える彩乃に「勢いだけじゃん」「もう自分一人だけの人生じゃないってちゃんと気づいてよ!」と訴えかける。小春が自分以上に、自分と生まれてくる子供のことを考えて怒っていることに、言葉が出てこない彩乃。父親を明らかにしないまま出産しようとしている彼女に「一人でひっそり産むとか、そんなの全然美しくないから」と涙を流す小春。父親のことを「話そうと思ってたんだけど…」と、小春のことをぼんやり見つめながらつぶやく彩乃の言葉を遮り、「そんなにお腹おっきくして!」と感情をぶつけ、泣きながら小春はその場を去ってしまう。

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