１２月１１日未明、仙台市太白区長町の大型商業施設内のスーパーで、客の男性が刃物で切り付けられた事件で、３９歳の清掃員の女が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
記者リポート
「女は、１階にあるスーパーの書籍コーナーで本を見ていた男性に邪魔だと言って切り付けたということです」
事件があったのは、仙台市太白区長町７丁目の大型商業施設「ザ・モール仙台長町」に入っているスーパー「西友仙台長町店」です。
１１日午前５時半ごろ、スーパー１階の書籍コーナーで本を読んでいた６７歳の男性に、女が「おまえ、邪魔だ」などと言って刃物で切りつけ、逃走しました。男性は左腕に全治２週間のけがをしましたが、命に別状はないということです。
店内の防犯カメラの映像には、女が男性に向かって消火器を投げる様子と刃物を手に男性を追いかける姿も映っていました。
近くに住む人は「怖いですね。最近いろんなことがあるから気をつけなきゃと思っていたが、近くでこんなことがあると散歩するのも気をつけないと」と話していました。
警察が逃げた女の行方を捜査していたところ、約４時間半後の午前１０時前、凶器とみられる折りたたみナイフを持った女が仙台南警察署に出頭してきて、警察は女を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、仙台市若林区河原町２丁目に住むパート従業員、菅井はるか容疑者（３９）です。
調べに対し菅井容疑者は容疑を認めていて、「いらだちが爆発して死んでも構わないと思って切りつけた」と供述しているということです。
菅井容疑者は、この商業施設に出入りしている清掃業者のパート従業員だということで、警察が当時の状況や経緯を詳しく調べています。
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