8月、那珂川市で、酒を飲んでひき逃げ事故を起こし自転車の男性を死亡させたとして危険運転致死などの罪に問われた男の裁判で、福岡地裁は、懲役5年の判決を言い渡しました。

判決によりますと岩下光被告(28)は8月、那珂川市西隈で酒を飲んで車を運転し、78歳の男性が乗っていた自転車をはねて逃走し、男性を死亡させました。

福岡地裁の坂東恵里裁判長は、「高濃度のアルコールを体内に保有した状態での運転は危険性が高く、生じた結果も重大」としました。

さらに「前日から長時間飲酒していたが早く帰って寝たいと考えて車を運転し、自己保身のため逃走した責任非難の程度も大きい」として懲役6年の求刑に対し懲役5年の判決を言い渡しました。

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