日大のドンを脱税の疑いで逮捕です。田中英寿理事長の自宅からは1億円以上の現金が見つかっていました。

 29日午後、東京拘置所に入った車。後部座席に乗っていたとみられるのが日本大学トップである理事長を務める田中容疑者。

 所得税約5300万円を免れた、所得税法違反容疑で逮捕されました。

 東京地検特捜部によりますと、田中容疑者は関係業者などから受け取った「リベート収入」などを申告しなかった疑いがあるということです。

 雨も降っていないのに傘でガードされるシーンが印象的だった田中容疑者。

 受け取ったリベートの内容はまだ分かっていません。

 その一方で、ここ最近、日本大学の関係者が相次いで逮捕されたのが附属病院の建て替えを巡る「背任事件」。

 日大は「業者の選定」を元理事の井ノ口被告に依頼。

 選定された業者と約24億円の契約を結び、一部を前払いしたとされます。この金の一部がコンサル会社などを通じ、井ノ口被告に渡ったとされます。

 日大の理事長である田中容疑者に対し、特捜部は家宅捜索を行いました。関係者によれば、その際に1億円以上の現金が見つかったといいます。

 田中理事長側は見つかった現金について「夫婦で稼いだ」「元理事から金はもらっていない」と説明したといいます。

 一方、今回の脱税事件。田中容疑者は所得を少なく申告し、2018年分と2020年分の所得税合わせて約5300万円を免れたとされます。

 「背任事件」との関連は分かっていません。

 7万人を超す学生を抱えるマンモス大学で起きた不祥事。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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