工藤明男という筆名で活動してきた柴田大輔氏が、本名で立て続けに2冊の本を上梓したのはご存知の通り。『酒鬼薔薇聖斗と関東連合』(サイゾー刊)と『聖域』(宝島社刊)だ。前者は、酒鬼薔薇聖斗(神戸連続児童殺傷事件犯人)と見立真一(元関東連合リーダー)を軸に、犯罪少年の深層倫理に迫った学術的な側面を持つノンフィクションで、後者は自身が身をおいてきた関東連合という組織とそれを取り巻く社会の裏側を再現したリアリティあるレポートだ。

 今回、すでに話題となっている2冊の刊行を記念して、柴田氏との対談を引き受けてくれたのが、柴田氏とはプライベートでも親交があり、『聖域』のカバーイラストや挿絵を担当した真鍋昌平氏。現在、映画もヒット中の『闇金ウシジマくん』の作者である。

 同作を通して、社会と人間の闇を描いてきた眞鍋氏から見た、工藤明男こと柴田大輔とはどんな人物なのか? また同じ表現者として、工藤氏の新刊をどのように見たのか?

 両者とも「顔出しNG」とのなんとも怪しい条件の中スタートした対談は、冒頭、『聖域』のイラストを作成するための取材として、横須賀の横須賀刑務所や久里浜少年院周辺を柴田氏が運転する車に乗り、“入ってはまずいであろうエリアに侵入してしまった”というエピソードからスタートした――。
(この動画は、ニュースサイト『R-zone』(http://r-zone.me/)提供によるものです)

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