出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 @okayama「もんげー香ばしい パンの秘密」[字]
ハード系パン、高級食パン…。今、岡山ではパンが大ブーム。実は岡山市のパン購入量は日本一。一体なぜ?絶品食パンアレンジ術も大公開。パンの香り漂う25分。
番組内容
思わず笑顔になる、焼きたてのパンの香り。実は岡山市はパンの購入量が日本一。一体どうしてなのか?雑誌編集者、大学の教授、そして歴史学者が持論を展開!そして県内のパンにまつわる動きを取材。パンには町を変える大きな力がある!?さらに岡山が誇るパンのプロフェッショナルも登場。あすの食卓に役立つ、食パンアレンジ術を大公開。パンの魅力満載の25分。
出演者
【出演】磯田道史,姫野美南ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
趣味/教育 – その他
テキストマイニング結果
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
具体的に実現できる施策を早急に
示す必要があると思います。
<ふわっと立ち上る湯気>
<焼きたてのパンの香りを嗅ぐと
幸せになりますよね>
<今 岡山では
パン屋が立て続けにオープン。
空前のパンブームを迎えています。
う~ん おいしそう!>
<去年発表された
総務省の家計調査では
岡山市のパンの購入量は 日本一>
<一体 なぜ?
パン大好きなスタッフが
調査すると…>
食材にこだわったりとか
そういうパン屋さんも増えてきて…。
老舗のパン屋さんの影響っていうのは
かなり大きい。
<更に 岡山が誇る
パンの匠が登場。
明日の食卓に役立つ
食パンアレンジレシピを伝授します!
今日は パンの魅力満載の
「@okayama」です>
<まず 向かったのは
グルメ雑誌の編集部>
<毎年 パン特集を組みますが
その売り上げは
ラーメンやカフェという
人気コンテンツを抑え
年間ナンバーワンだといいます。
では なぜ 岡山で
パンが人気なんでしょうか?>
<確かに 岡山では
おしゃれで 天然酵母など
素材にこだわったお店が増えています>
<ハード系のパン。
色とりどりのパン。
店の個性が詰まったパンが
県内の消費量を増やしていると
分析しています>
<次に 歴史的な背景を探りに大学へ>
<チーズなど
発酵食品が専門の宮本教授。
岡山の食文化に詳しいということで
聞いてみると…>
菓子パンっていう
消費量が多いですよね。
岡山の人っていうのは
どうも 甘いパンが好きなのかなと
思いますね。
<実は 岡山市 菓子パンなどの部門でも
購入量・金額ともに日本一なんです>
老舗のパン屋さんの影響
っていうのは
かなり大きいと思います。
伝統技術を用いることによって
しかも 新しいことを
どんどん取り入れながら
パンの普及に貢献された
っていうことは聞いてますので。
<菓子パン そして 老舗といえば
皆さんご存じ こちらのお店>
いらっしゃいませ。
<このパン おやつで食べた人も
多いんじゃないでしょうか?>
<あんぱんから始まり
バリエーションに富んだ菓子パンを
販売。
戦後 高度成長期の岡山の食を
支えてきました。
更に こちらは 倉敷のパン屋さん>
<パンを発酵させる部屋。
なんと東京オリンピックの年から
使い続けています>
<名物は1日2, 000個を焼く あんぱん>
<地域の人たちに 愛されてきました>
じゃあ ありがとう。
ありがとうございました。
岡山でパンが人気の理由
続いては この方に聞いてみましょう。
岡山出身の歴史学者 磯田道史さんです。
磯田さん よろしくお願いします。
どうも 磯田です。
ふるさと 岡山で
パンの話を 今日はしたいと思います。
はい よろしくお願いします。
ところが
パンよりは 米派なんです 申し訳ない。
とは言いながら…
やっぱり 岡山に 大きな
パン製造販売の会社が いくつかあって…
あの上に こう
ごまがのってるパンを…
食べるのが やっぱり 高校生のぐらいまで
岡山の名物でしたし
非常に楽しみにしてましたね。
そんな中で 岡山でパンが人気の理由。
歴史学者として
何か 思い当たるところってあります?
やっぱり 私 麦と工業化っていうのが
ポイントじゃないかと思うんです。
要するに…
江戸時代だとか まあ もちろん
明治もそうでしょうけど。
そうすると お米は 高価なもんなんで…
戦後すぐぐらいまでは
岡山の一般の人のごはんっていうのは
割と麦が入ってました。
そこから 一気に 水島工業団地とか
要するに 製造業がわ~っと始まって
夫婦共働きとかいうものも
今ほどではないけれども始まったり
早く食べなきゃいけなくなる。
そうすると
これも世界で見られることですけど…
工業化に伴って 恐らく…
じゃあ その 歴史の中で…
うん 何か 戻っていったんだよね。
前 麦食べてて 米を
あんまり食べない習慣があるところに
工業化がやって来て
で お米の力が
もともと強くないもんですから
パンが ス~ッと
早く食べられるっていうんで
入っていったっていうイメージを
持ってますね。
古くから
私たちの生活に関わってきたパン。
実は 今 県内各地で パンを使った
町おこしが 始まっているんです。
やって来たのは 総社市。
このパン屋さんの前に
変わったものを発見しました。
これですか? これはですね…。
パン屋の前に パンの自動販売機!?
なぜかというと このお店
お客さんが多すぎるからなんです。
見てください この混雑ぶり。
混んでいて
買うのを諦める人がいることから
今年1月
いつでも買えるよう設置しました。
驚きのパン屋の繁盛ぶり。
そこには 総社市を挙げての
戦略がありました。
これまで 歴史以外の観光資源に乏しく
お隣の倉敷市と比べると
観光客は 7分の1ほどでした。
何か売り出すものはないか。
目をつけたのは 街じゅうに点在していた
パン屋の多さ。
5年前 商工会議所を中心に
パンの街として 売り出すことにしました。
♬~
プロモーションビデオで 全国にPR。
販売促進に3, 700万円以上かける 本気度。
更に それぞれのパン屋が個性を生かした
オリジナル商品 総社ドッグを開発。
店をはしごする仕掛けをつくりました。
その結果 県外からの観光客が増加。
その状況に目をつけたお店も
次々とオープン。
好循環を生み 年間観光客も
3年でおよそ3万人増え 右肩上がり。
一方 県北部の津山では
若者たちが パンを通じて
地域を再生しようとしています。
中心部から 車で15分。
田んぼが広がる一角に…
たくさんの車が止まっています。
行ってみると 長蛇の列。
お目当ては 無添加素材のパンです。
一番人気は
サーモンを使ったサンドイッチ。
見た目にも鮮やかですね。
店主は 津山出身の
池口朝章さん 36歳です。
今年1月にオープンしました。
実は このパン屋さん…
元幼稚園なんです。
3年前に
過疎の影響で閉園となった この場所を
池口さんは 津山市から借りています。
前を通ったりした時に
結構 もう寂しい感じになってたんですね。
草が 結構 生えてたり…
池口さんは パンを通じて
地域のつながりを再認識した人なんです。
27歳の時 いつかは自分の店を持ちたいと
倉敷で修行を始めます。
当時 地元 津山は
人口が年々減少。
同じく津山出身の妻 友美さんも
寂しさを感じていました。
そこで7年前 地元 津山で
パン屋を開くことを決意します。
パンを作る中で
地域への意識やつながりが
少しずつ変わっていきました。
そんな時に
閉園となった幼稚園のことを知り
地域のつながりを
再生したいと思うようになりました。
ここには
人を集める池口さんの工夫があります。
パン屋の隣には コーヒースタンド。
パンといえばコーヒー
ということで
高校の先輩に声をかけました。
更に その隣には
食器などを展示するギャラリー。
イベントで知り合った
地元陶芸家の作品が並べられています。
店をオープンした3組にとっても
新たな地域とのつながりが
生まれています。
松田さんのコーヒースタンドで出す…
池口さんのパンを使っていますが
味の決め手は
そこに挟まれる白あんです。
仕入れているのは
地元で60年愛されている
和菓子屋さんのものです。
7時半。
7時半。
ハハハハ。
「横綱まんじゅうさんのあんこで」
って言ったら…
みんな知ってるんで。
僕も若いつもりではおったけど
だんだん年取ってくるから…
店を始めたからこその出会いです。
ここまで パンを通して
地域とのつながりをつくる動きを
ご覧いただきましたが
パン以外に 岡山の歴史の中で
食によって
街が発展した事例などありますか?
多分ね…
宮内。
はい。 それで 横を…
そうすると
お宮参りで引き込もうというだけだと
足りないので…
それで 岡山の街も
これに注目して
吉備津神社の前で
売られているきびだんごを…
現在でも きびだんごを
7つぐらいの会社が作って
岡山駅で
いっぱい売れてるわけですよね。
さあ ここまできたら
おいしいパンが食べたくなりましたよね。
ということで ここからは
明日の食事に ちょっと役立つ
食パンアレンジをご紹介します。
<まずは パンのことを知り尽くした
老舗の商品開発担当 藤田さん>
<用意するのは こちらの材料>
<耳を取り除いた食パンを
めん棒で薄く伸ばします>
<そこに マヨネーズを塗って
レタスとトマト ウインナー
そして チーズをのせていきます>
ケチャップとタバスコ 混ぜることで
ちょっとメキシカンな感じの味わいに
なっていきます。
<中身がはみ出さないように
ラップで巻いていきます>
チーズを巻き尻の方にすると
接着材のようになってくれます。
<端を ぐるぐると回して
キャンディー状にし
しばらく なじませます。
次に 巻き終わりを下にして
フライパンに並べ…>
全体に焼き目がつくまで
焼いていきます。
<同じフライパンで チーズも>
どんどん焼けてきたら
くるっと巻いて
チーズを全体に巻きつけます。
これで完成です。
ピリ辛スパイシーなので
大人の方ですとか
仕事終わったあとのおつまみにですとか
そういった感じで
食べていただければなと思います。
<続いては 80種類のパンを作る
アレンジのエキスパートに
登場してもらいましょう>
<材料は こちら>
<まず 食パンにあんこを塗ります>
おすすめは粒あんですね。
食感が出るので。
<そこにぎゅうひ または
おもちをのせます>
<パンで挟んで
半分に切っておきます>
<続いて バターや牛乳 砂糖 抹茶を
ボウルに入れ
レンジで2分温めたら
卵を入れて よくかき混ぜます。
パンを その液にたっぷりと。
そう フレンチトーストですね>
フレンチトーストって
もともと洋風なんですけど
すごい和風な味に変わりますね。
じゃあ焼きます はい。
<家では フライパンで
両面5分ほど焼いてください>
<最後に 粉砂糖をかければ完成>
このコロナで おうちにいる時間が
多いと思いますので
お子さんとかに
ふだんのフレンチトーストと
一手間加えたもので おやつに
食べていただければなと思います。
おいしそうでしたね 本当に。
抹茶ですか あれ。
すごいな。 あれ食べてみたいな。
考えてみたら さっきも 岡山の人は
菓子パンが好きだっていう話が
ありましたけど…
お向かいの香川県で
砂糖が作られてて
比較的 江戸時代に ほかの地域よりも
お金さえ出せば 砂糖を
ぜいたくに食べることができた
豊かな農民だったってことが
あるんじゃないかと思うんですよね。
それを引き継いで…
クリームパンだとか あんパンだとか
甘みを強調した 中に何か入れた
菓子パンの文化っていうものを
つくってるんだと思うんです。
日本でも 岡山の菓子パン文化というのは
非常に面白いものだなと
今回 この番組引き受けて痛感しましたね。
磯田さん 今日はここまで たくさん
お話しいただき ありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ 先ほどご覧いただいた
パンを通して 地域とのつながりを
取り戻そうとする動き。
今 新たな夢がふくらんでいます。
パンを中心に 地元 津山に
にぎわいを戻そうとする3組。
異なる業種が集うからこその
化学反応が生まれています。
こんにちは。
こんにちは。
こんな感じなんですけど どうですか?
いいですね。
池口さん パンに合う器を
森永さんに作ってもらい
店で売り出そうと考えています。
このプレート状のやつが
結構お気に入り。
これだと 丸いパンですね
あんパンとか置いて 朝 食べたら
朝から いい感じかなと思います。
コーヒー店の松田さんも
紙コップ型の器を依頼しに
やって来ました。
恥ずかしい…。
そういう意味では。
今後は 音楽会やマルシェなどを
開きたいという皆さん。
パンから始まった夢は広がっていきます。
この場所は…
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